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母との時間

忘れてしまっても


三月下旬、母をつれて熊本は八代に帰りました。
その時に、鹿児島の川内から出ている、オレンジ列車に乗りました。

母は、列車に乗った次の日は、乗ったことを忘れたり、今八代にいるということがわからなかったりしました。

そして、今聞いてみても、しばらく考えて、そうそう、熊本に帰ったんやったなという状態です。

なんども言い聞かせたのでオレンジ列車に乗ったことはインプットされたようですが、先日、弟にその話をする際、オレンジ列車にのりに、東京に行ったと言っていたのだそうです。

千葉には妹がいるので、東京は、ちょくちょく訪れている場所ではあるのですが、八代にいくのに、なぜ東京にいくのか?弟には東京に行ってきたと言い切っていたらしく、弟が私に確認してきました。

もう、なにもかも忘れていくんだなぁ。

でも、少し前までは昔の嫌なことを何度も話していたことがあったので、今はそれがなくて、逆に昔よりも穏やかに機嫌がよくなった気がします。

嫌なことは忘れてくれて大いに結構。

先日、京都三条を歩きました。
抹茶の店があちこちにあり、母をつれて来たらよろこぶだろうなぁと思いましたが、どうせなんにも覚えていないから、連れてきても無駄か。と思いました。

でも、そのつぎの瞬間、母が笑う顔が浮かんだのです。

たとえ、5分後に何もかもを忘れてしまっても、その瞬間、喜んだことは間違いないのだ。
嬉しい気持ちが、瞬間でも訪れるなら、忘れてしまってもいいか。と思いました。

お土産に買って帰った、胡麻のかりん糖を娘が気に入り、そのお店に連れていってほしいといいました。
「ばあちゃんも喜びそうな店があったから、一緒にいこうか?」というと、嬉しそうに頷きました。

近々、三世帯親子、京都三条遠足を開催したいと思います。

母は、何もかも忘れてしまうでしょうけれど。

一瞬の笑顔をみれるなら、それでよしとしましょうか。

どんな珍道中になるのか、また、報告します。

高得点獲得!


母の検査の結果を聞きに行きました。

問診や脳のMRIをとりました。本格的な検査を受けたのははじめてです。

結果は、30以上の数値がでると、脳の海馬というところの萎縮範囲が広範囲だと診断されるのですが、その値がなんと70。

高得点獲得です。

76才の誕生日に母は、「アルツハイマー型認知症」と診断されました。

診断を受けに行ったのに、そんな診断名がつくと思っておらず、へ?っという感じでした。

これが、世にいうアルツハイマーなんだ…

海馬にある物質が蓄積すると物忘れになるらしく、その原因は加齢としか今はわかっていないらしいです。

そうか、アルツハイマーなんやな。それも、高得点やん。

今日から、物忘れ日記ではなく、アルツハイマー日記です。

ところで、今、ハッとしました。

薬をもらうのを忘れて帰ってきました。

私もホントにヤバイです。

ダブルアルツハイマー日記です。

今日、母は、私がここで待っててやといってトイレに行ったのに帰ってきたらいませんでした。
私がどこに行ったのかな?と思って探しに行ったそうです。また、戻ってきたからよかったけど。

ギリギリセーフ?
いや、もうアウトやなと言っています。