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光る泥団子


46年生きてきて、生れてはじめて、泥団子つくりに挑戦しました。
子どもとかかわる仕事をしていましたが、泥団子を作ったことがなく、子どもを一人産み、育ててきましたが、泥団子を作ったことがなかったのです。
幼稚園の先生に泥団子の師匠がいて、ピッカピカに光る泥団子を作って見せてくれたのが、今年の春。
子どもたちは、先生に負けじと挑戦を繰り返しており、私も作ってみたい!と挑戦する意欲は満々にあるもののなかなか時間が取れませんでした。
本来、1日で仕上げるものだそうで、何日もかけると光らないのだそう。
しかし、まとまった時間が取れないので、ナイロン袋に入れて保存、少しずつ作っていくのも悪くない。
そして、今日、とうとう仕上げの最終段階。
最後は、パンストで磨くのです。
しかし、一日で仕上げていない泥団子はピカピカには光らず、つるつるといった感じになりました。
すると、子どもたちが、「おつきさまみたい」といったり、「せんせいじょうずや!」といってくれたり、なかなかうれしい言葉をかけてくれました。
同じように作りたいと、砂場は子どもたちであふれるくらい混雑。
私は、自分の泥団子を子どもに預けて、泥団子のスタート部分を手伝って作ってあげたりしていると、私の泥団子ちゃんが、少し欠けてしまう事態に。
3歳の子どもには、ものすごく硬く見えるようで、泥団子を慎重に扱うなんてことはしませんでした。
それに、泥団子を作ること自体が難しい。
〇にならないのです。
たくさん泥を手ですくうということも難しい。
そんな様子を見て、わが子は一体どうだったんだろうと考えました。
一緒に砂遊びをした記憶がありません。
3歳くらいの時は、難しがってできなかったのかどうなのか?それさえも記憶にない。
あ~許してもらえるならば、今からでも一緒に泥団子を作りたい。

そう思い、私が作った泥団子を家に持ち帰ることにしました。
先に帰宅していた娘に、「見て!泥団子できてん」というと、
「わぁすごいなぁ」といってくれ、
少し欠けているのは、子どもがやったことをいうと、
「かなしかった?」とすごく心配してくれたのがちょっと意外でした。
すると、ここから、もっと意外なことが発覚。
「のんちゃんも黒光りする泥団子作ったことあるで」
え????
「のんちゃんつくったことあるん?いつ?」
聞けば、幼稚園の年長くらいの時に幼馴染の二人と一緒に役割を分担してつくったそうな。
「さらこながある場所があってな、そこで、さら粉を作る道具を借りて、つくったら、黒光りしてん」
娘はさらりと教えてくれました。
「え???でも、まま、そんな泥団子みせてもらったことないやん」というと、
「つぶれてしまってん」

私は、娘が光る泥団子つくりに挑戦していたことに、何とも言えないありがたい時間を過ごしていたんだと、その頃の娘や娘の幼馴染の存在、その場所、空間、何と言っていいのか、そういう経験を積んでくれていたことを、何者かに、なにか大きな存在に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私と一緒には経験していない光る泥団子つくりですが、娘は娘の世界で、経験を積んでくれていて本当にうれしいと思いました。

今回私が挑戦しなければ、娘が経験したことも、ずっと知らないままだったのかもしれません。
私が作った生まれて初めての泥団子は、ピッカリとは光らなかったですが、私の心の中には、キラッと光る思い出の宝石が一つ増えました。

ありがとう。泥団子。
いつか、ピッカリと光る泥団子を作ろうと思います。
できれば、娘と一緒に。