Daily Archives: 07/06/2016

第九とバレエと杉原千畝とアンネ


先日から、第九の練習を本格的にはじめ、ドイツ語をカタカナで書き写すという作業に専念し、車ではもちろん第九のCDを繰り返し流している。ドイツ語漬けの日々で、まどろんでいる時間は、ドイツ語が頭を占領している。
そんな中、昨日はフランス語を耳にする。
バレエを習いに行ったのだ。
「ジュッテ」が「十手」に頭の中で返還される。
「タンジュ」が「胆汁」に。
私の頭は、フランスに行かず、思いっきりジャパニーズだ。
ドイツ語の時は、日本語に訳されないのだな。不思議と。

そんな中、図書館に行くと、同じものばかり目にした。
杉原千畝の本をめくると、アウシュビッツの強制収容所の写真。
アンネフランクルに関する本を手に取ると、それにも同じ写真が使われていた。
何万冊もある本の中から、この日私が手にした本は、ほんの数冊。特に、狙って探していたのではない。何気なしに、手に取った本である。それなのに、同じ写真を見つけることの方が難しいのではないか?

ドイツ フランスをググってみると、まず最初にナチスのことが出てきた。
ここへきて、第九とバレエを同時期に習うということに意味があったのか。

私は、その時代に生きていたらしい。
そして、助けてくれた人がいたという。
ドイツからフランスに逃げた。
逃げた先に、今の娘が、お爺さんとして存在してくれていたという。
そんな話を、昔、ある人から聞き、その話を娘にしたことがあったのだが、娘も、何を思ったのか、今回、私が第九の練習をしていると、フランス語を話し始めた。昔、少し一緒に勉強していたのだ。
「けすくせぷでーる」【穴(けつ)が臭くてぷー出る】と覚えるらしい。やはりフランス語は日本語になるのだ。
「のんちゃん!第九はフランス語じゃなくてドイツ語やねんで」というと、ドイツ語を真似しはじめ、
「うまいやろ?」といい、続けて、「けつがくさくてぷーでーる」とおどけていった。
本当に発音がそれらしく聞こえる。なかなか覚えられない40代女子の脳みそと違い、中2女子はすぐにすらすらとドイツ語を真似しはじめ、フランス語もちょいちょい挟む。
「ほんまに、うまいな」というと、
「だって、のんちゃんフランスに住んでたんやろ?ままを助けたんやから」

「懐かしいなぁ」娘は言った。
一体、いつの時を懐かしんでいるのだろう。

今世では、親子で生まれて長い時間を一緒に過ごしたかったのだろうか?
では、前世では、フランスに私が行った時点で、お爺さんだったということは、長い時間一緒に過ごせなかったのだろう。
などと思いを巡らせる。

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