Daily Archives: 09/20/2016

2016 白浜キャンプ ④


男が、温泉に向かう姿を目の端でとらえながら、私は、炭熾しに取り掛かる。
昨日、何回も、シューッボーッと音を鳴らしていたバーナーにはお休みしていただき、
チャッカマンを一度使用しただけで、炭はあっさりとついてくれた。
言っておくが、昨日と同じ炭である。
この一年、コツコツとスキルを上げてきた賜物であろう。
なんでも、そのものの性質を理解しなければならないのだ。
炭の性質、紙の性質、炎の性質。
それらを理解したなら、簡単に炭は熾ってくれるのだ。
一年前、炭の熾し方の動画を教えてくれた友人にこの場を借りて感謝申し上げる。

さてさて、
娘は、昨日私が米を炊いたのを見ていなかったが、ベッドの空気を入れると言ってスマホをいじってガッツリ私に怒られたため、今日はやる気を見せている。
「のんちゃん全部するからな」
鍋で2合の米を炊く。
コンロの火は、風向きで炎が揺れるので、小さなタオルで風を防ぐ。
私が、炭を熾す横で、娘はご飯を炊いていた。
風向きに合わせて、風除けをするので、タオルを鍋の周りでくるくると移動させてるため、風の向きを確認するために上体を小刻みにまげて確認していたのだが、ある時から、娘の上体が上下することなく、風除けのタオルを右に向けたり左にしたりしているのに気がついた。
「え?なんで、風がどっちから来てるかわかるん?」私がそういうと娘は
「あれ見てるねん」
そういって、娘の視線をたどると、そこには火をつけた蚊取り線香があり、一筋の煙が右や左に揺れ、空気の流れを示してくれている。その煙の向きを見れば、いちいち上体をかがめてコンロの炎を確認せずとも、風向きがわかるというのだ。
「すごいやん!よくそんなこときがついたなぁ!!」
私は心底感動した。
「なんで?なんで?そんなこときがついたん?」
私が興奮気味にいうが、娘は、たまたま蚊取り線香の煙に気がついただけ。という感じ。
娘が作業する視線の先に蚊取り線香があってよかった。
炭はうまく熾せなくても、娘の視線の先に蚊取り線香をつけたことはファインプレーとして認めようではないか。

男が風呂からあがってきたころ、めでたくお米も炊き上がり、私たちはいい気分で温泉に向かった。

スムーズに炭も熾りご飯も炊けたが、この日は遅くまで海にいたために結局、ライトの下のバーベキューとなった。
この日も暗い中でのバーベキューだが、私の心は晴れ晴れとしていた。
去年からの成長が感じられる自分。そして、ご飯を炊けた娘。
炊き上がりは、昨日の私が炊いたご飯よりもよい炊きあがりであった。

白浜3日目も私たちは海に向かった。
朝早くテントをたたみ、キャンプ場を後にした。
昼まで泳ぎ、とれとれ市場の温泉に入り、とれとれ市場でお土産を買い、帰り道に、「Essence」というお気に利の雑貨に立ち寄るのがいつものコース。
中学生になると、交友関係が広がり、娘が配る分の土産が必要になってくる。○○ちゃんは梅干しが好きだからと和歌山の南高梅をお土産に。
そんなふうに考えるようになるのだなと思いながら買い忘れがないように私も付き合う。

店員さんが小さなスプーンをだして、ジャムの味見を勧めてくる、「そのまま、スプーン捨てないでください」といって、きれいになめたスプーンにポン酢を少し入れてくる。お見事だ。嫌味のない勧め方に娘は感動していた。
「すごいな。うまいな」
そして、ポン酢を購入。ミカンジュースも。

店を後にしながら、「あの人すごかったなぁ。上手にいわはったなぁ」と娘は繰り返した。
お気に入りの雑貨店にもよれて、白浜の旅は終了した。

今年の教訓は、
「テントは必ず固定しましょう」
「ライトの下のバーベキューは、星降る夜空のサプライズが楽しめます」
「蚊取り線香は予想外の働きをしてくれます」

来年は、「私が炭を熾すから」と一言先にいうことをここに誓います。

2016 白浜キャンプでした。   おしまい。

2016年9月
« 8月   10月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

旧アクセス数
2016/07/10現在
1010825

合計
1021585

Count per Day

  • 27239総閲覧数:
  • 0今日の閲覧数:
  • 13昨日の閲覧数: