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Daily Archives: 10/04/2016

訪問審査を受ける私たち


市役所に、介護認定の申請に行くと、次の段階は、自宅に職員が訪問して、高齢者の状態を審査してくれる。

先日その「訪問審査」を受けた。
母は、人が来るというと、家を整えるが、物を捨てられない病に昔からかかっているので、基本的にモノがあふれている。
布団に至っては、押し入れに入りきらず、リビングにも積み上げられ、タオルケットをかぶせてある。
テーブルの上にはもちろん物が山積み。部屋の一つは引っ越してきてから開けたこともない段ボールで埋め尽くされている。
キッチンには空き容器の山。透明な容器が大好きで、必ず捨てないで洗って伏せてある。
引き出しの中は、使わないものが詰め込まれ、普段使うものは出したまま状態。
食器棚の、下半分は、開かずの扉。
目の前に物が積み上げられており、引き出しを開けるのに少し物をずらさねばならない。
不思議なのは、こんなにモノがあふれているのに、冷蔵庫の中だけはきれいなのだ。

しかし、人が来るということで、少し見栄えよく片づけていた。
私が見て見栄えよくなだけで、初めて来た人は物の多さに驚くだろう。
足の踏み場がないほどではないが。

見栄えよくしたのはいいが、では、どこに座ってもらうのか、お茶は用意したのか?
その辺の具体的なところまでは、頭が回らず、肝心な用意ができない。
お茶は?といっても、うちにお茶はないという。
何も出さないつもり?と聞くと、水だそうか?という。
普通、客が来たら、お茶を出すだろう。
アイスティの元を見つけてこれを出すことにした。
次はコップを出す。食器棚から出すのが一苦労。
次はお盆を探しはじめた。
お盆が見当たらない。
どれくらい探しただろう?ずいぶんな時間探し回ってようやく母が見つけた。
これで、あとは冷たい水を入れれば、出せるねと言い合い、ひと段落着いたが、その数分後、
「お茶はどうする?なんにもないで」と言い始めた。
「今、お茶の用意したやん。お盆もずいぶん探して見つけたのをもう忘れたん?」
「あっそうか・・・」
ずいぶん進行している。

約束の時間になり、市役所の担当の方が来られた、雰囲気のよい女の方で、母は嬉しそうに聞かれたことに答えていたが、その答えは半分ほど、いい加減で、私がそうじゃないやろと言い直した。
私と、母のやり取りが面白かったようで、担当の方は、漫才みたいだと言っていた。
「いつも、こんな感じで会話されているんですか?」と言われた。
考えてみると、母はいつも面白いことを言ったりしている。おやじじゃないけどおやじギャグをいつも言っているなぁそういえば。
それに対して、私が突っ込みを入れたりしているんだそういえば。
ほかの、親子の会話を見聞きしたことがないので、うちが特別面白いとは思ったことはなかったが、担当者さんにはずいぶんウケていた。

訪問審査は終始和やかに行われ、足腰の動きを見るちょっとしたチェックも行われ、1時間ほどで帰られた。
母は、ずっと生き生きとしており、具合の悪さを感じさせない状態だった。
「たまには、こうやって、知らない人でも来てもらって話し相手になってくれたら、部屋も片付くし、気分もいいし、いいんちゃう?」というと、「いい感じの人やったなぁ。そうやなぁ。いいなぁ」とヘルパーの訪問も来てもらっていいような返答をしていた。

審査の結果は、1か月後ぐらいになるという、要支援の1または2か。要介護の1から5か。7つの段階のうちのどれかに、認定される。
さてさて、母は、どんな段階なのだろう?

少しでも、母が楽しい日々を過ごせるようになってもらいたいものである。