Daily Archives: 04/18/2017

忘れてしまっても


三月下旬、母をつれて熊本は八代に帰りました。
その時に、鹿児島の川内から出ている、オレンジ列車に乗りました。

母は、列車に乗った次の日は、乗ったことを忘れたり、今八代にいるということがわからなかったりしました。

そして、今聞いてみても、しばらく考えて、そうそう、熊本に帰ったんやったなという状態です。

なんども言い聞かせたのでオレンジ列車に乗ったことはインプットされたようですが、先日、弟にその話をする際、オレンジ列車にのりに、東京に行ったと言っていたのだそうです。

千葉には妹がいるので、東京は、ちょくちょく訪れている場所ではあるのですが、八代にいくのに、なぜ東京にいくのか?弟には東京に行ってきたと言い切っていたらしく、弟が私に確認してきました。

もう、なにもかも忘れていくんだなぁ。

でも、少し前までは昔の嫌なことを何度も話していたことがあったので、今はそれがなくて、逆に昔よりも穏やかに機嫌がよくなった気がします。

嫌なことは忘れてくれて大いに結構。

先日、京都三条を歩きました。
抹茶の店があちこちにあり、母をつれて来たらよろこぶだろうなぁと思いましたが、どうせなんにも覚えていないから、連れてきても無駄か。と思いました。

でも、そのつぎの瞬間、母が笑う顔が浮かんだのです。

たとえ、5分後に何もかもを忘れてしまっても、その瞬間、喜んだことは間違いないのだ。
嬉しい気持ちが、瞬間でも訪れるなら、忘れてしまってもいいか。と思いました。

お土産に買って帰った、胡麻のかりん糖を娘が気に入り、そのお店に連れていってほしいといいました。
「ばあちゃんも喜びそうな店があったから、一緒にいこうか?」というと、嬉しそうに頷きました。

近々、三世帯親子、京都三条遠足を開催したいと思います。

母は、何もかも忘れてしまうでしょうけれど。

一瞬の笑顔をみれるなら、それでよしとしましょうか。

どんな珍道中になるのか、また、報告します。